果実の日焼け果について

果実の日焼けの原因についての考察

① 昼前から夕方の直射日光が直接当たる果実面に多く発生する。

光合成には、紫外線に近い波長0.4~0.5ミクロンの波長の短い光(紫~青色)を吸収活用している。
この波長0.4~0.5ミクロンの波長の短い光は、朝の日の出より4時間に多く含んでいる。
そのため、朝写真を撮ると画面が青色めいて写ることになる。この朝の光は有益である。

しかし、昼前から夕方は波長0.6~0.75ミクロンの橙色・赤色に見える光が多くなる。そのため、夕方に写真を撮ると画面が赤色めいて写ることになる。

この橙色・赤色の波長0.6~0.75ミクロンの光は、植物の細胞の新陳代謝を阻害し細胞を老化させる。昼前から夕方の日光が射す果実に発生しやすい。

同じ果樹園で同じ条件でも、日焼け果が発生しない樹木が有る。

 日焼け果の日焼け部分の細胞は、体温(細胞温度)調整が出来なく、細胞が部分的に高温になり熱中症的症状になったもの。

植物の細胞温度は、体表面の気孔からの水分蒸散の気化熱により調整している。この気孔の開閉は根先で作られるホルモン(サイトカイニン)生成が少なく、又 根傷みにより体内のカリウムイオンが根からリーチング(溶脱)し、双方の濃度が低下するので気孔の開きが悪化し、蒸散が不良となり、体温調整が出来なく、細胞の熱中症が惹起される。
原因は、根傷みです。根傷みはいろいろな原因で発生します。

体内C/N(炭素率)が低い樹木に発生しやすい

 6月下旬の生育交代期に、生育枝が止め葉が緑化不十分で、吸収されたチッソが不同果されず体内C/N比(炭素率)が低い樹木に発生しやすい

 果実内の硝酸イオン濃度も多い。ウルミ果(発酵果・過熟果)が多い樹木に多発する。

④その他

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