樹勢低下・モンパの樹勢を回復するために
樹勢低下樹について
植物(果樹も含む)は、地下部(根量)と地上部(枝葉量)のバランスを常に取りながら生育しています。
果樹の樹勢の低下(地上部の不活性化)は、根の伸育に対し、何等かのストレスが有り、根量が増大しないのが原因です。そのストレスのなかで見落とされているものは、未熟有機物(死滅根・残根・未熟タイ肥等)が腐敗するとき発生する腐敗ガス(アンモニアガス等)です。このガスにより、根の生理障害を起こし「根痛み」「根腐れ」が発生して、根量が増大しない為に地上部(枝葉)の生育不良(樹勢低下)として現れます。
白モンパ病について
病原菌の分類法として、次の方法があります。
① 共生菌
植物に固着し、互いに利益を得ながら生きる菌
② 寄生菌
植物に取り付いて、養分だけを搾取する菌
③ 腐生菌
植物を枯らしながら、未熟有機物を餌として生きる菌
白モンパ菌は③の腐生菌に属し、「根腐れ」した根に集まり、腐った有機物を増やそうとする為、酵素等を出して大切な果樹を枯死させます。
白モンパ病は、「根腐れ」が引き金となり、「根腐れ」した部分に菌が侵入し発病します。
★【再活(粒】の施用方法
1.樹勢の落ちた樹
① 開始時期は問わない。
最初だけは 1㎡ 当たり 10g(10kg/10a)。
2回目からは 1㎡ あたり 5g(5kg/10a)を樹勢回復まで 3ヶ月置きに樹冠下にバラ撒く。
2.白モンパ病罹病樹
① 開始時期は問わない。しかし、最初だけは 1㎡ 当たり 30g バラ撒き、2回目施用からは 1㎡ に 20g としても良い。
② 罹病している樹は、回復しても 2~3年は施用を続ける。
