果樹の高温対策と樹勢維持に重要な「蒸散バランス」
近年の異常高温により、多くの果樹で品質低下や生理障害が増えています。
さくらんぼのうるみ果、桃の日焼け果や軟果、ぶどうの着色不良や果粒軟化、梨のみつ症状や品質低下なども、高温ストレスによる樹体バランスの乱れが一因と考えられています。
果樹は高温になると葉からの蒸散量が増加します。
一方で、高温や乾燥が続くと、次のような状態が重なりやすくなります。
高温期に起こりやすい状態
- 根の吸水力が低下する
- 土壌が乾燥する
- 根圏が酸欠状態になる
- 養分吸収が不安定になる
このような条件が重なると、葉・果実・根のバランスが崩れ、様々な生理障害が発生しやすくなります。
そのため高温対策では、単に水分を補うだけでなく、次の2点を意識した管理が重要になります。
「樹体全体の代謝を安定させること」
「蒸散と吸水のバランスを整えること」
シャングー による樹体代謝のサポート
セルサポート によるカルシウム補給
カルシウムは果実品質や細胞壁形成に重要な役割を持つ養分です。
しかし高温時は、蒸散が盛んな葉へ優先的に移動するため、果実への供給が不足しやすくなります。
セルサポート は酢酸カルシウムを主体とした葉面散布資材です。
高温期の果樹管理において、次のような点をサポートします。
- 果実品質の維持
- 細胞組織の健全化
- 高温ストレスへの対応
- 果実の硬度維持
高温期に重要なのは「蒸散を止めること」ではなく「蒸散を整えること」
植物は蒸散によって水分や養分を運搬しています。
そのため高温対策では、蒸散を止めるのではなく、蒸散に見合った吸水・養分移行が行われる状態を保つことが大切です。
- 根が十分に吸水できる状態を維持する
- 葉が健全に働ける状態を維持する
- カルシウムなどの養分移行を促す
